”色覚補正メガネ”買ってみた ネオ・ダルトン製レビュー
聞こえのいい言葉に惑わされてはいけない
どうも、消費コンテンツがコロコロ変わりながら少しずつでも絵を描いているシナナキです。
Twitterに出現出来ていない日が多くなってますが生きています。はい。
しばらく前の話なのですが、”色覚補正メガネ”とやらを手に入れましたので、レビュー的ことを書こうかと思います。
あ、隠すわけでも公表するわけでもなかったのですが、私は2色2型の色覚弱者です。
手に入れたのは数カ月前。とある用事で東京に行ったので、ネオ・ダルトンの東京販売所へ行き、いわゆる”色覚補正メガネ”(ネオ・ダルトン公式には機能性色覚レンズ)を購入しました。
結論から言いますと、『一般的な色覚』を手に入れることはできません。
機能としてはとても満足
否定的な序文でしたが、私個人としてこの機能性色覚レンズに満足はしています。
公式ホームページにも書いてあるように、「これまで見えにくかった色を見えやすくする(正しくは”区別しにくい色同士を識別させる”だと思いますが)」機能はあると思います。
色や光について、科学的な知見は持ち合わせていないので、使用した主観的な感想になりますが、『一般的な色覚』を手に入れることはできませんと書いたのは、やはりデメリットも存在するからです。
①レンズが赤みがかっている
このせいで白っぽい部分や薄い色は一律に赤みがかかったように見えてしまいます。濃い色に対しては、機能を発揮していると感じることができます。特に色相環を見た時には初めて一週が完全に別の色なのだと知ることができました。緑が緑ぃくみえるのです。
②背後からの光が反射する。前方からの光もブレて乱視の様に見えることも。
赤色の光をよく通し、青色の光を反射しやすいレンズだそうなのですが、それはメガネの手前から入射してくる光を反射してしまう機能も持つことを意味します。つまり通常の視界に重なって、後方や天井からの光が反射して目に入ってきます。メガネではなくゴーグルのような形状だといいのだけれど。。。それは実用的な面で。。。
さらに夜間周りの光に対してある光だけが強い場合、乱視の様に見えることがあります。おそらく、レンズの中で全反射を繰り返してそれが目に入ってきているのではないかと。
③見えにくくなった色もある。
これは他の使用者にも意見を聞いてみたいことです。私は赤と緑に関しては見わけを付けやすくなった感じましたが、一方で赤とオレンジが見分けにくくなったとも感じました。これは慣れなのかそもそもこういう見え方が普通なのか。。。
④高い
高いです。正直。
他会社のレンズは知りませんが、ネオダルトン製はレンズ1つに35000もします。1つだとメガネにできないから2つで70000さらにフレーム代が加わり80000以上に。。。私の場合は83000になりました。
それでも私は見てみたかったし、思い通りの色が選べるようになるのか知りたかったからお金を貯めていましたが、容易に手を出せない価格ではないかと思います。
むしろ問題は…
私は色覚補正メガネという表現が問題ではないかと思います。色覚を補正するメガネと聞くと、まるで色覚が正しくなるように思えてしまうのでは無いでしょうか。公式ホームページではこのような表現はないものの、他サイトやAmazonではこのような表現が目立つように思います。
色覚を補助しているだけです。一般的な色覚を手に入れることはできないと受け止めるほうが良いと思いますよ。精神的に。
しかしそれでも、『識別』はできるようになるかと思います。私の場合は、裸眼とメガネ着用を交互に見比べることで判断しています。
思い通りの色を選べることはできたのか
さて、今更ですが私はこのメガネを手に入れようと思ったのは、思い通りの色を選べるようになりたいと思ったからです。
色弱を意識をしていないその昔、わたしは肌を緑で塗ったことがあります。また、6月末に開催されたスタァライトストーリィズ2nd向けのイラストでは、大場ななの髪の毛の色が…
違うらしい。確かに違うか。うーん。そんな気もする。しかし正しい色を選ぶことは難しいのです。
さて、メガネを使って書いた絵は↓
うーん、近づいた…のかな?
個人的な感覚としては、純那ちゃんの髪の色を選ぶときにこれだ!と選択できたような気がします。やはり薄い色は苦手なので、濃い色になってしまいましたね。
色の塗り方は、今後の課題ということで。
まとめ
以上、個人的な感覚を元に書かせていただきました。
購入を検討している誰かの参考になればな、と思います。
また、コメントやTwitterのDMで質問してくだされば、お答えできる範囲でお答えしますのでお気軽に。
それでは、せっかくメガネを買ったのにモノクロ原稿に追われてカラーイラストを描けていないシナナキでした。
壊れたsony smartwatch 3のリストバンド
どうもシナナキです。
最近(というか数カ月間)忙しすぎて絵やプログラミングすらもできない日々が続いていましたが、年末になってようやくほんの少しの暇ができました…
そんな時、2年間使っていたスマートウォッチが…
壊れました。
さて、不便です。もう2年になりますから買い換えてもいいのですが、金銭面からあまり気乗りせず。さて、じゃあリストバンドだけ買うか、と思っても、
高っっ!
昔は3000ぐらいのものだったはずなのに…生産中止しているみたいですから仕方ないですかね…
これを買うくらいなら新しいスマートウォッチに買い換えますよ
というわけで今回はリストバンド3Dプリントしてみたっていうただそれだけの話です。
サクっとモデリングいたしまして
出します。
元はバンドの部分もプリントする予定てしたが、時間がかかりそうなので一旦諦めました。
100均の時計から拝借します。
これにて完成。ちなみに釘で留めています(笑)
…このモデルデータ、需要在りますかね?
もし必要な方がおりましたらコメントにて教えていただければ公開します。
では、今年はこれまで。忙しかったですが最後に書けてよかった。
2019年もまたお会いしましょう。
では~。
失敗したプリントを途中から再開する方法 3Dプリンター [reprap 3dp-17bk]
どうもシナナキでございます。
盆が夏を連れてきたにもかかわらず、祭りとか花火とかコミケとか風物詩的な物事から隔絶された生活を送っております。
さて、3Dプリンターをもっている方なら一度は経験したことがあると思いますが、絶対といっていいほど1度は失敗しますよね。
本日起きたら12時間かかる印刷が失敗していました。
10時間は動いたはずなので、フィラメントがもったいなさすぎる…
そこで今回は、きれいに失敗した時(?)の再開の方法について書こうと思います(自分用)
造形物がきれいな状態で印刷失敗してしまった時の再開方法
まず大前提として、Gcodeを編集したりするので、もし万が一参考にするときは自己責任で宜しくお願い致します。
あと、私が持っているのはhictopの3dp-17bkですのでもしかしたら他のプリンターでは使えない方法かもしれません。
さて、印刷を再開する方法として、以下の二つを考えました。
- ビルドプレートの位置をZ軸の0として設定し、Gcodeにて既に印刷されている部分を削除する
- 既印刷レイヤーの上面をZ軸の0として設定し、curaにて印刷できていない部分だけをスライスして印刷を実行する
どちらがいいかを考えたのですが、前者の方法では私の使っている3dp-17bkはZ軸の0地点を金属センサーにて設定しているため、手動で設定するときどこの地点が0になるかがわかりにくいなぁと思ったわけです。
なので後者の方法ですることに決めました。
まずは未印刷の部分を新たにモデリングして(既印刷部分を削っただけ)curaへ
スライスを行います。ここで、初めの印刷物のXとYが合わなければ失敗します。
(失敗する可能性を考えて初期位置から動かさずに印刷した方がいいのかな…)
続いて作成されたGcodeの編集です。
ちなみにGcodeのリファレンスはこちらを参考にしました。日本語版は全て翻訳されてないんですよね…
で、こちらが今回のGcode。
初見では全くわかりませんでした。少しだけ解説します。
黒枠内
ここは主にヒートベットとノズルの過熱と、エクストルーダーのモードを指示しています。今回は関係ありません。
赤枠内
ここで印刷空間の0地点を設定しています。
青枠内
ここはエクストルーダーの調整が行われているみたいです。今回は関係ありません
さて、今回はZ軸のみ0地点を手動で設定したいので、赤枠内を編集します。
G28についてですが、こちらのコードはそのあとに”X”か”Y”か”Z”を指定することでその軸のみの0地点設定が行われるみたいです。(指定しない場合は全軸について0地点設定が行われる)
さらに、その下のG1については、直線移動のコードなのですが、今回は一応コメントアウトしておきました。これはあまり意味がないかと思います。
こう編集しました。
では次に、プリンターの調節です。
prepare>move axisからZ軸の高さを調節して、0地点になってほしい高さにノズルを移動します。
ギリギリに調節する理由としまして、Gcodeを確認するとZ0.3の場所にノズルが来て印刷を行うので、既印刷物に接触するほど近づけてください。
ここで、この状態のままリセットボタンを押します。
3Ⅾプリンターが起動したとき、そのノズルの位置を暫定的に(0,0,0)と設定するシステムを利用します。
こうして、Zの0を設定します。
XとYの0地点については、印刷の最初に行われ、Z軸の0地点検出は見逃され手動で設定した位置がZの0地点になるという寸法です。
印刷再開。
設定をすべて行ったら、そのまま編集済みのGcodeをプリントアウトします。
auto homeは絶対に行わないでください。
何故かわかると思いますがZ軸までも0を検出しようとして、ノズルが既印刷物に接触してしまうからです。もしはがれてしまったら、再開は絶望的になります。
また、印刷再開の時にはすぐにリセットボタンを押せるようにしましょう。
万が一接触した時にすぐ中止できるようにするためです。
中止した場合はもう一度設定から再開してください。
まとめ
なんとか再開することができました。
写真を見ればわかりますが、やはり少しのずれがあります。
再開するのは失敗面におけるXY平面のずれと、高さのずれが許容できる印刷物のみですね…
繰り返しになりますが、推奨されない行為かもしれませんので(たぶんそんなことないけど)自己責任でね。
ではでは。